昨今、うつ病患者の方の総数(躁うつ病を含む)が、100万人を超えました。10年ほど前までは、長期休職者の割合も癌等の身体疾患が中心でしたが、近年ではメンタルヘルス不全者の増加が問題となっています。
国もメンタルヘルス対策の充実を目的として、従業員数50人以上のすべての事業場にストレスチェックの実施を義務付ける「労働安全衛生法の一部を改正する法律」を2015年12月に施行させました。
また、怪我に限らず、自殺等のメンタルヘルスの問題に関しても労災認定の判断基準は年々緩和される傾向にあります。実際、うつ病等の労災認定件数も徐々に増加しています。
メンタルヘルスの問題は職員の個人の健康問題にとどまらず、業務能力の低下及び職場における士気の低下により、企業の生産性の低下につながります。
さらに、企業コンプライアンスが重要視される社会環境において、従業員のメンタルヘルスを守ることは会社を守ることにも繋がり、リスク管理の視点からも看過できない課題です。
現在当医療法人では、うつ病復職支援プログラム(リワークプログラム)を2010年より実施しており、多くの実績を積んで参りました。今後も、リワークプログラムを中核として、周辺企業との連携を深め、メンタル不調者への対応強化や復職成功率の向上、職場メンタルヘルス対策などに寄与できれば何よりです。
医療法人Epsylonの勧める企業への取り組みにつきまして、ご興味をお持ちの企業担当者、産業保健スタッフの方等のご連絡を広くお待ちしております。