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認知行動療法


Counseling

認知行動療法

こころの問題に悩む人に対して、周囲からは「気の持ちようだ」「気が弱いだけだ」などと言われてしまうことがよくあります。悩む本人でさえもそのように考えている場合もあります。こころの問題を「気の持ちようだ」だけで済ませても何の解決策も出てきません。

それでは、
いったい「気」をどのように「持てば」よいのでしょうか?
具体的にどのようにすれば「気が弱く」ならずに済むのでしょうか?

その答えを導く方法の一つがこれから紹介する認知行動療法です。

認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy CBT)とは

認知行動療法は、うつや不安に対して有効性が認められている心理カウンセリング法の一つです。
歴史的には行動療法から始まり、その後、認知療法が加わり、認知行動療法と呼ばれるようになりました。
認知行動療法の「認知」とは、頭の中に浮かぶ考えやイメージなどを指します。認知行動療法では、うつや不安といった情緒的な問題は環境と個人の相互作用によって生じると考えます。つまり、生活している環境の中に何らかの刺激(ストレス)があり、その結果、個人の反応が起きると捉えるわけです。

例えば、「落ち込む」という反応があった時には、認知行動療法では、その反応が生じた流れを丁寧に見ていきます。


状況「友達にメールを送ったが返ってこない」

↓
認知「友達はいいかげんだ」

↓

気分「イライラする」

↓

行動「苦情のメールを友人に送る」

↓

状況「友達から体調が悪くメールができなかったと返信がくる」

↓

認知「自分は人のことを考えない人間だと考える」

↓

気分「罪悪感」

↓

認知「過去の人間関係の失敗を思い出す」

↓

認知「友達に嫌われたかもしれないと考え始める」

↓

気分「落ち込む」

このように「落ち込む」までの流れを丁寧に見ますと、環境(状況)と個人が相互に影響し合い、そして、個人内でも様々な反応が生じて影響していることがわかります。つまり、「落ち込む」は心の中で突然起きるではなく、状況や個人内の反応の影響を受けて生じていることがわかります。認知行動療法の中では、このような流れを把握します。そして状況や認知、気分の流れを把握してから「落ち込む」ことへの対策を考えます。

例えば、行動「苦情のメールを送る」は既にやってしまったことですが、今後、同じことを繰り返さないよう対策を立てることができれば気分は楽になるかもしれません。また、認知「人のことを考えない人間だ」や認知「友達に嫌われたかもしれない」といった否定的な認知を見直すことで気持ちが楽になるかもしれません。

一方で、状況「友達にメールを送ったが返ってこない」や気分「イライラする」は、直接扱うことは難しい場合があります。それは、人や状況は必ずしも自分でコントロールできるものではありませんし、自分の意志で楽しくなったり、落ち込んだりすることも難しいからです。

そのため、認知行動療法では比較的扱いやすい「認知」や「行動」に焦点をあてて問題の解決を目指していくことになります。

認知行動療法の効果は?


認知行動療法は、精神医学や心理学分野の数多くの研究結果から、以下のような疾患に対して効果が示されています。

うつ病、全般性不安障害、パニック障害、社会不安障害、強迫性障害、摂食障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、統合失調症、慢性頭痛、不眠症

認知行動療法は薬物療法と同等の効果があるとする研究もあります。近年、我が国では、認知行動療法は保険適応として認められ、より皆さんが受けやすい治療法となり注目されています。

ただし、上記の病態なら何でも効果が得られるわけではありません。例えば、重いうつ症状が出ている時期には、思考が働かず逆に負担となる場合もありますし、病名によっては症状の一部の改善にとどまるものもあります。そのため、通院治療中の方は、必ず担当医と相談のうえで受けていただくことが必要です。

しかし、医療機関に通院されておらず、日常の悩みの中で「どういうふうに考えたらよいかわからない」「考え方を変えていきたい」という方は、当院では通常の心理カウンセリングの中でも受けることが可能です。

認知行動療法を受けるには?


認知行動療法はすべて予約制で実施しておりますので予めお電話ください。所要時間は各セッションによって違いますが30分~50分です。

  1. 当院通院中またはこれから受診される予定の方

    診察時に「認知行動療法を受けたい」旨を担当医にお話しいただき相談をしてください。その際に予約をお入れします。

  2. 他院通院中で認知行動療法だけ受けたい方

    主治医と相談いただき、主治医の許可を得た上で、当院宛に診療情報提供書を発行してもらってください。その後、当院にお電話にて「他院通院中だが認知行動療法だけ受けたい」旨をお話しください。

  3. どこにも通院していないが認知行動療法だけ受けたい方

    心理相談・心理カウンセリングの枠にて承ります。お気軽にご相談ください。

当院で認知行動療法を実施する臨床心理士は、専門的知識や技能の研鑽のため、継続的なトレーニングを行っております。

当院では、これまでご紹介した個別で実施する認知行動療法のほかにも『集団認知行動療法』も行っています。

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院長 高尾 哲也
Tetsuya Takao

医療法人Epsylon 理事長

医学博士
精神保健指定医
認定産業医

略歴

筑波大学医学専門学群卒
筑波大学大学院人間総合科学研究科卒
筑波大学付属病院
水戸医療センター
栗田病院
筑波記念病院精神科医長
ホスピタル坂東副院長

所属学会

日本精神神経学会
精神科診断学会
日本生物学的精神医学会
日本スポーツ精神医学会
うつ病リワーク研究会
日本精神科産業医協会

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永井院長

永井 俊英
Toshihide Nagai

つくば心療内科クリニック院長

認定産業医

略歴

茨城県那珂市出身
東海大学医学部卒業
水戸赤十字病院内科勤務
ホスピタル坂東精神科勤務
認定産業医

所属学会

日本精神神経学会
日本認知症学会
日本森田療法学会

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副院長 佐々木原 功
Isao Sasakihara

精神保健指定医
精神科専門医
精神科専門医制度指導医

略歴

佐賀医科大学卒
久留米大学病院
公立八女総合病院企業団
みどりの杜病院
ホスピス緩和ケア科 院長

所属学会

日本精神神経学会

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遠藤 剛
Tsuyoshi Endo

医学博士
精神保健指定医
精神科専門医指導医
認定産業医

略歴

筑波大学医学専門学群卒
筑波大学大学院人間総合科学研究科卒
筑波大学附属病院臨床研修
池田病院副院長
茨城県こころの医療センター
霞ヶ浦医療センター
栗田病院
鹿島病院

所属学会

日本精神神経学会
日本うつ病学会

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大和田 藍
Ai Oowada

略歴

慶應義塾大学医学部卒
足利赤十字病院臨床研修
慶應義塾大学精神神経科教室

 

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岩熊 昭洋
Akihiro Iwakuma

精神保健指定医
精神科専門医
精神科専門医制度指導医
産業認定医

略歴

筑波大学医学専門学群卒
筑波大学附属病院
栗田病院 医局長
国立病院機構水戸医療センター 精神科医長

所属学会

日本精神神経学会
日本心身医学会
日本うつ病学会
日本認知症学会
日本緩和医療学会

 

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白 成光
Narimitu Haku

水戸メンタル駅前分院 院長

精神保健指定医

 

 

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小倉宏三
Kouzou Ogura

非常勤

精神保健指定医
精神科専門医
精神科専門医制度指導医

略歴

筑波大学医学専門学群卒
筑波大学付属病院
日立製作所水戸総合病院
霞ヶ浦医療センター
栗田病院
筑波記念病院
ホスピタル坂東
大原神経科病院
池田病院副院長

 

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原 淳夫
Atsuo Hara

医学博士
精神保健指定医
精神保健判定医

略歴

川崎医科大学卒
川崎医科大学大学院卒
川崎医科大学附属病院
群馬大学医学部附属病院
原病院
馬場病院
万成病院
冨田病院
青梅坂本病院院長
鈴木慈光病院副院長

 

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