近年では、認知行動療法を簡易的に体験できるアプリケーションやウェブサイトが増えてきました。コロナ禍の影響もあり、これまで対面での支援が中心であった分野でも、デジタルやオンラインでの支援が増えつつあります。
　ただ、認知行動療法に限っても主訴（症状や目標）やその人のパーソナリティによっても効果が変わることがありますし、認知行動療法の技法も様々あります。また、その組み合わせや適合についてはまだまだ研究が足りません。
そこで、医療法人イプシロンに通院されている患者様を対象に、独自に開発したウェブアプリ（T-CBT）を用いた介入研究を開始いたしました。今後は集めたデータを機械学習にかけることで、より効果的なアプリケーションを開発していきたいと思います。

　この研究は、公益財団法人　電気通信普及財団から助成を得て実施しております（研究題目：テーラーメイド復職支援アプリケーションの開発と効果検証）。

筑波大学　菅原大地

※当法人は患者様の支援や生活の質の向上を目的とした研究に協力しております。

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