第13回集団認知行動療法研究会学術総会にて演題が採択され実践報告をしてきました。
今回は実践方向であっため、学術的な内容というよりは、認知行動療法という有効なツールを現場に合わせてどのように運用しているのか、ということを中心に発表をしてきました。私は集団認知行動療法を担当して８年くらいになり、その中で大切にしていることの１つは「分かりやすさ」になります。分かりやすいから認知行動療法に関心をもっていただき、分かりやすいことで実際に使ってみようと参加者の方に思ってもらえればと考えています。

実際に認知行動療法を分かりやすくする工夫としてやったことの１つが「テキスト」の作成です。「話しを聞きながらメモをするのが大変」という声も多かったため、プログラム内容をすべてテキスト化しました。参加している方々の質問を受けながら必要だと思うことを加筆修正していたら、気づけば全18章、13万字と膨大なものになっていました。

利用者の方にはプログラムではこれだけの内容をやったのだから、ストレス耐性が高まっていると自信につながればいいなと思っています。今後とも皆様の悩みやお困りごとにお応えできるように取り組みを続けていきたいと思います。

臨床心理士　岡田

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