周産期メンタルヘルスサポートニュース
水戸メンタルクリニック本院は、2021年度から水戸市の産後ケア事業に参入しています。
産後ケア事業は、母子の心身の健康維持を目的として、産後1年未満のお母さんを対象に、市の助産師さんの訪問や産後デイケアを利用できる仕組みです。母子の心身の健康という点では、産後うつや育児不安など精神科スタッフが専門的に関われる部分があり事業に参入しております。サービス内容によってお母さんの自己負担額は変わりますが、水戸本院から実施する「訪問ケア」では、利用1回につき1,000円をいただく枠組みです。
今回、保健師さんからの紹介で利用の申し込みがあり、保健師さんとともに初回の訪問に行ってきました。
小さな赤ちゃんを抱えたお母さんが、赤ちゃんを預けて外出したり、赤ちゃんを連れて病院を受診することはなかなかハードルが高いのが現状です。
訪問という形でサポートを提供できることの大切さを改めて感じた初回訪問でした。今回のケースは今後も継続訪問が決まりサポートを続けてまいります。
また、水戸市の保健師さんから数々のご相談もあり、地域のリソースとして、周産期メンタルヘルスの活動がまた一つ動き出したと思います。
妊娠中から産後は、お母さんにとって、生活が大きく変わるストレス過多な時期です。妊娠前と同じように過ごすことが難しかったり、仕事を一時的にでも離れること、母親という役割に馴染んでいくこと、新生児のリズムに合わせてお母さんの行動や予定が左右されることなど、子どもを授かってからは、うれしさの反面、これまでとは違うライフスタイルを強いられる部分も多々あります。こうした中でのお母さんたちのストレスや気持ちの変化に寄り添ったサポートを、今後も提供してまいります。