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周産期メンタルヘルスニュースVol.6 「水戸市要支援妊産婦連携会議」に参加しました。

2023/03/07 更新

2023年3月3日、水戸市役所で開催された「水戸市要支援妊産婦連携会議」に参加しました。
水戸市内の産婦人科と精神科病院から30名弱の専門職が集まっての会議で、周産期のオンラインカンファレンスや全体会など、日ごろから連携している他院の皆さんも多く参加されていました。

主な内容は
①水戸市産前産後支援センター「すまいるママみと」の運営状況
②出産・子育て応援交付金(伴奏型相談支援事業)の実施


①水戸市産前産後支援センター「すまいるママみと」の運営状況
水戸メンタルクリニック本院も、この「すまいるママみと」の訪問事業に関わっています。今年度は4名の産婦さんのお住まいへ訪問し、面談を行ってきました。
数字としては多くないように感じますが、水戸市の産後ケア実施機関の中では、精神科・心療内科として名を連ねているのは当院だけです。一方で、「育児手技だけではなく、精神的な悩みを抱える妊産婦の相談も多い」ということや、要支援妊婦に認定される理由として「精神疾患の既往がある」「精神的に不安定な状態がある」ことなどがトップであることなどの報告もあり、今後も、精神科・心療内科からの産後訪問のニーズはあるのだろうと思いました。

②出産・子育て応援交付金(伴奏型相談支援事業)の実施
こちらは報道もされている「出産・子育て応援交付金」についての水戸市の動きについての報告でした。直接的に医療機関が関わるというものではありませんが、妊産婦さんの経済的な生活面での不安にアプローチすることもできる事業でもあると思います。こうした事業を知っていることで、日々の臨床活動の中で正確な情報を伝えていけることの大切さを感じました。

日頃から連携してお世話になっている市町村や産婦人科・精神科のみなさんと顔を合わせる機会はとても貴重でした。「顔の見える関係」を維持していくためにも、また、新しく正しい情報を手に入れ、それを必要な人に還元できるようにこうした会議や研修会にも積極的に参加していきたいと思います。

周産期メンタルヘルスサポートでは、妊娠うつ、産後うつ、産後ケアなど、妊娠前から出産後にかけて様々なタイミングでたくさんのストレスや、ストレスに伴う不調へのサポートを行っています。早めに気づいて、一人で抱え込まず、サポートを受けることが大切です。

詳しくは「周産期メンタルヘルスサポート(水戸メンタルクリニック)」をご覧ください。

心理士 中澤
周産期メンタルヘルスサポート窓口 久田
 

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