当法人では地域貢献の一環として実習生の指導や教育に取り組んでいます。公認心理師が国家資格化されたことで、今後ますますメンタルヘルス領域において心理士の活動に期待が高まっています。地域で活躍できる人材を育成していくためにも今後とも実習生の受け入れに力を入れていきます。
以下、実習生の感想文をご紹介します。

【 実習生からの感想 】
この度は、ご多忙中にもかかわらず、８日間の実習を快く受け入れていただき、心より感謝申し上げます。
実習では、復職支援のための集団認知行動療法、軽度から中程度の症状を持つ要心理支援者に対する集団認知行動療法及び心理教育、心理検査及びカウンセリングの陪席を体験させて頂きました。参加者と共にグループワークを受講するとともに、事後振り返りの質問等をすることで緻密に理論構築された心理療法の実際及び参加者の心の変化並びに精神保健福祉士を含む他のスタッフ同士の連携について理解が深まりました。また、陪席体験を通して、心理士の言葉の紡ぎ方の繊細さ、観察力の高さ、クライエントとの向き合い方について多くを学ばせて頂きました。特に、印象残ったのは、心理士は、対話や心理療法を通してクライエントの回復する力をサポートしているのであって心理士が直接回復させているわけではないという言葉でした。人の為に尽くす崇高な使命を謙虚に遂行し続けるその姿勢は、今後公認心理師を目指す上で明確な指標となりました。
最後に、重ねてではありますが、教科書や講義では得られない貴重な経験を与えてくださった水戸メンタルクリニックの皆様に深い感謝を申し上げるとともに、皆様の今後の御清栄を祈念いたしまして感想と致します。



当法人では今後も実習生の受け入れを積極的に行ってまいります。
多職種連携型の特色や、協働の大切さを肌で実感でき、心理的アセスメントを実践の中で感じてほしいと考えています。

臨床心理士 岡田眞ノ典

◀ トピックス一覧に戻る